トリートメントは、カラーやパーマにどのような効果や影響がありますか?

トリートメントは、カラーやパーマにどのような効果や影響がありますか?

トリートメントは、カラーやパーマにどのような影響がありますか?

ちょっとイメチェンをしようと思った時に気軽に出来るパーマやカラー。
一緒にトリートメントをしますか?と聞かれると思いますが、違いが出てくるのかイマイチわからないしなんとなく「今回は・・・」とお断りしていませんか?
今回はカラーやパーマの際のトリートメントについてお話していきます。

パーマやカラーの効果が落ちる心配はないの?

トリートメントをした髪のイメージは「ツヤがあって手触りも良くまとまる髪」といったところでしょうか。
かえってカラーの入りが悪くなったり、パーマのかかりが悪くなるんじゃない?と心配する方もいらっしゃいますが、実はその逆なんです。
例えばパーマやカラーを繰り返している髪はダメージが大きくなります。
髪内部のたんぱく質も失われている状態なので、カールがうまく入らない仕上がりになったり、カラーの持ちが悪くすぐに落ちやすくなりがちです。
パーマやカラーを繰り返していると以前よりカラーの持ちが悪くなってきていると感じたり、パーマのかかりが悪くなってまとまりにくいと感じるようになる方もいらっしゃいます。
トリートメントで髪の内部の修復をしたり必要となる栄養を補うことでかえってパーマのかかりやカラーの持ちが良くなると考えた方が良いでしょう。

前処理トリートメントをお願いした方が良い理由

カラーやパーマをする際に「前処理しましょうか?」と聞かれるものの、なんとなく効果がわからないし断ってしまうという方もいるかもしれません。
このパーマやカラー前の前処理は、サロンによって呼び方が違います。
「前処理剤」「保護剤」「前処理トリートメント」と微妙に違いがあるのですが、ほぼ同じと思ってください。
PPTと呼ばれるアミノ酸を利用したケアになります。
カラーやパーマをするとケラチンをはじめとした髪のタンパク質が失われがちになり、バサバサで痛みが激しい髪になりやすいですよね。
前段階でPPTをつけておくとアミノ酸成分を補給できるので、髪へのダメージも最大限に抑えられます。
よく耳にすると思いますが、「一度傷んでしまった髪は元の健康な状態に髪に戻せない」というのは事実なんです。
前処理トリートメントをして髪へのダメージを抑えると仕上がりも違ってきます。
前処理で髪のキューティクルを開き、液体状の髪に近い成分PPTを浸透させる手順になります。
髪に近い成分濃度のトリートメントを浸透させると、カラーやパーマの薬剤をつけた際も髪の栄養成分が流れ出にくくなるメリットがあり、前処理トリートメントをするかしないかで仕上がりも違いが出てきます。
傷んでから処理をするのではなく、痛む前に処理をすると考え、前処理トリートメントはお願いした方が良いでしょう。

中間処理を行う場合も

パーマは髪へのダメージを受けやすい施術となるのでいかにダメージを最小限に抑えるか?と考えています。
サロンによっては前処理と後処理のトリートメント以外に中間処理を行う場合もあります。
そのタイミングは1液と2液の間に中間処理を行い、1液の効果の浸透を落ち着かせる働きをしつつ、髪へのダメージを抑える働きをしてくれるのです。

パーマやカラーをした後のトリートメントもおすすめ

パーマやカラーをした後は髪のダメージも大きく、アルカリ成分も残っている場合があります。

パーマやカラーをした後にトリートメントをすると髪のベストな状態ともいわれる弱酸性の状態に戻してくれる役割もあるのです。
施術後のトリートメントは保護剤と呼んでいるサロンもあります。
CMCなどの脂質成分を利用しているのですが、髪の内部の隙間を充填している役割というとわかりやすいかもしれませんね。
キューティクル同士のつながりも良くなるので髪のツヤもアップしますし、髪の内部のたんぱく質が流れ出ていくのも防いでくれるメリットがあります。
アフタートリートメントはお願いしたほうが良いです。
CMC成分メインのトリートメントもありますが、セラミドや18MEAが入っているトリートメントもあります。
理想のカラーを入れても髪はバサバサ、というのは避けたいですよね。
カラーリングしても髪にツヤがあってきれいにまとまっている髪は前処理トリートメントやアフタートリートメントでケアして最大限にダメージを抑えている場合が多いです。

カラーやパーマのトリートメントをおすすめする人、しない人

パーマやカラーをする人はトリートメントをおすすめしていますが、最初にカラーやパーマをするという方にはおすすめしていません。
理由は、薬剤が効きにくくなる可能性があるからです。
実際に初めてパーマをかけるという方やカラーを入れるという方にはトリートメントをおすすめする事はあまりありません。
詳しくは担当の美容師さんと相談の上で決めてください。
何回かパーマやカラーを繰り返している方は髪が痛みやすくなるので、前処理トリートメントや後処理トリートメントをお願いしたほうが良いと考えてください。