ヘアカラーの種類と選択方法

ヘアカラーの種類と選択方法

ヘアカラーにはどのような種類がある?目的別の選び方もご紹介

手軽にイメージを変えられるヘアカラー。
やってみようと思ったけれど種類も様々なのでどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
今回はヘアカラーの種類と選ぶ時のポイントをご紹介していきます。

ヘアサロンで行われているヘアカラーの種類

ヘアサロンで主に取り扱われているヘアカラーの種類は大まかに4種類に分かれます。
・アルカリ性カラー
・ブリーチ剤
・ヘアマニキュア(酸性カラー)
・ヘナカラー
それぞれの特徴を見ていきましょう。

アルカリ性カラー

一般的なヘアカラーと白髪染め、黒染めはこのアルカリ性カラーに当てはまります。
永久染毛剤とも呼ばれ、色味の選択肢も多いです。
ヘアサロンでカラーリングの相談を行う場合はこのアルカリ性カラーの前提で行われます。
髪のメラニン色素部分に薬剤を浸透させて脱色をしつつ染色を行う方法です。
髪の明るさも調整出来るだけでなく、黒髪を明るいトーンにしながら白髪も染められるといったメリットもあります。
デメリットは繰り返し行うと髪が痛む可能性があるのと、まれにアレルギー反応を起こされる方がいます。

ブリーチ剤

黒い髪色を明るくする目的で行われるカラーリング方法で、脱色剤や脱染剤とも呼ばれています。
・髪の色を特別に明るくしたい
・カラーリングの都合で一度脱色した方が色味がきれいに入る
・黒染めした後に髪色を明るくしたい
上記の目的で使用され、その後、希望の色にカラーリングする場合が多いです。
髪色を明るくできるメリットがある一方、髪が痛むデメリットもあります。

ヘアマニキュア(酸性カラー)

半永久染毛剤の分類に入るカラーリングです。
髪をコーティングするようにカラーリングできる特徴があり、ヘアマニキュアは表面でのコーティングのみになりますが、酸性カラーの場合は若干、染まる特徴があります。
色素が抜けている白髪やブリーチした明るい髪に入りやすいので、鮮やかなカラーに挑戦してみたい方にもおすすめです。
髪へのダメージが少ない、ヘアカラーだとアレルギーが気になる方でも比較的安心して利用できるメリットがある一方、黒髪にしてもカラーの変化が実感しにくい(ほとんどわからない)というデメリットがあります。

ヘナカラー

インドや北アフリカに自生しているヘナの葉を使って髪を染めるカラーです。
植物成分を使用するので髪や頭皮への負担も少ないといったメリットがあります。
デメリットは脱色成分は入っていないので髪を明るくするカラーは出来ません。
そして場所によって染ムラが出来る場合もありますし、染めるのに時間がかかる場合があります。
染め方や時間の都合で100%ヘナを使用していないサロンもありますので、事前に扱っているヘナの内容を確認してみると良いでしょう。

●カラーは目的別で選びましょう
カラーの種類はある程度わかったけど、どの種類を選べばよいのか迷いますよね。
髪の悩みや目的別で相談していくと自分に合ったカラーリング種類を探せます。
どんなカラーを入れたいか、髪の状況も見てもらいながらサロンの担当さんと相談して決めると良いでしょう。

明るめの髪や様々な色を楽しみたい方

アッシュ系やマロン系、ベージュ系、ピンクっぽいカラーなど髪色には様々なカラーバリエーションがありますよね。
アルカリ性カラーがベースとなります。
カラーによって一度、髪を脱色しながら染める「ダブルカラー」を行うのが一般的です。
サロンによって「シングルカラー」を扱っている場合もあります。
シングルカラーは一工程でカラーリングのみを行うので髪へのダメージも少ないです。
入れてみたい色味を相談してカラーの種類を決めてもらいましょう。

白髪を染めつつカラーを楽しみたい

白髪を目立たなくなるように染めつつカラーも楽しみたいという場合もアルカリ性カラーがベースとなります。

髪や頭皮へのダメージが気になる場合

アルカリ性カラーによるカラーだと髪や頭皮へのダメージが気になる、アレルギー体質なので心配という場合は、行きつけのサロンでまずご相談ください。
髪や頭皮への負担が少ないヘアマニキュア、酸性カラー、ヘナカラーの選択肢があります。
ただ、これらのカラーでは髪色を明るくするのは難しいので、明るめのアルカリカラーを使用する場合があります。
基本的にサロンでのカラーでは、アルカリ性カラーであったとしても頭皮に薬剤をつけないギリギリのところまで塗布を行うゼロテクと呼ばれる技術をして染める事も可能です。

▼部分的にハイライトを入れたい
デザインカラーに挑戦してみたいという方もいると思います。
イアリングカラーやインナーカラーでアクセサリー感覚でのカラーを楽しむのもいいですよね。
どのカラーを入れていくかで雰囲気も変わってきます。

▼髪が伸びた!フルカラーかリタッチか?
カラーをして1ヶ月くらいで元の髪が伸びるので根元部分のカラーをしていない部分を染めるリタッチを行うと良いでしょう。
根元から髪先まで染めたい場合はフルカラー、伸びた根元の部分だけ染めたいという場合はリタッチになります。
フルカラーだと全体的にキレイに染められますが、繰り返すとダメージを受けやすいです。
リタッチは部分的に行うので時間もかかりませんし費用も安くお願いできる一方、髪先の落ちた色はカバーできないので髪色に違いが出てくるデメリットがあります。
フルカラーかリタッチか、担当の美容師さんと相談して決めていきましょう。